校長あいさつ

                     校長 原子 一彦

 

          

愛される学校を目指して

 

 本校は、肢体不自由特別支援学校として平成12年に開校し、今年度26年目を迎えます。現在、小学部61名、中学部34名、高等部40名、計135名の児童生徒が学んでおります。

 所在地である川島町は、埼玉県の中央部に位置し、東は荒川、西は越辺川、南は入間川、北は市野川と四方を川に囲まれた田園地帯です。どこまでも広がる緑の平地の自然豊かな環境に立地し、空高くからはひばりのさえずりが聞こえてきます。

 校名にも校章にも川島町の“町の鳥”である「ひばり」が使われています。児童生徒一人一人が大空に羽ばたき伸び伸びとさえずるひばりのように、心豊かに、たくましく成長することを願っております。

 学校教育目標は「障害に伴う困難を改善・克服しながら、自ら生活を切り開く意欲や態度を養い、個性ある自己実現を図る」、「心の優しさやたくましさを養い、豊かで調和のとれた人間性を高める」とし、日々の教育活動に取り組んでいます。

 「個性ある自己実現」と「調和のとれた人間性」は、一人一人が違っていい、その子その子に応じた学びと成長を目指すことです。一人一人に応じた学びは、本校の特徴であり、個性と能力を尊重し、持てる可能性を最大限に引き出すことを目指していきます。

 また、本校への新就学を考えるお子さんや小・中・高等学校に在籍する主に肢体に不自由がある児童生徒の学習支援などについて、教育相談や支援に取り組んでおります。

 施設開放では、温水プール等の体育施設を地域に積極的に開放し、生涯学習の拠点として近隣の皆様にご利用いただくなど、地域と一体となった学校づくりにも取り組んでいます。 

 この川島ひばりが丘特別支援学校が、子どもたちにとって学びと成長の場となるように、そして、子どもたちから好きと言ってもらえる学校、保護者の皆様をはじめ地域の皆様から愛される学校となるように、「チームひばり」として教職員一同、精一杯努力してまいりますので、ご支援賜りますようお願い申し上げます。